「子ども食堂」全国で2,200箇所を超えるも浮き彫りになる今後の課題

子ども食堂

親御さんが共働きで、子どもが1人でご飯を食べる、、、

 

そんなとき、お子さんが1人でも入れるのが、“子ども食堂”です。

無料もしくは、100円ほどの低価格で、近所のおじさん・おばさんが作った

栄養満点の温かいご飯を食べることができます。

 

そして、法政大学教授・湯浅誠先生(@yuasamakoto)の調査によって、

全国の「子ども食堂」の数が少なくとも、2,286ヶ所を超えていることが判明しました。

 

2016年の朝日新聞の記事では、5月末の段階で319ヶ所と報じられていましたが、

それから2年足らずで約2,000ヶ所増えたことになります。

 

全国で広がりを見せている子ども食堂とは

子ども食堂は、2012年に「きまぐれ八百屋だんだん」の店主・近藤博子さんが作ったのが始まりです。

朝ご飯や晩ご飯を十分に食べられない子どもの存在を知り、子ども食堂をスタートされました。

 

現在では、2,000ヶ所以上に広がり、

地域住民や自治体が主体となって、子どもたちに食事を提供しています。

 

子ども食堂が、短期間で全国に広がったのには2つの理由があります。

・政府による相対的貧困率の発表

・格差社会による貧困層の増加

 

子ども食堂がここまで広がった理由

1つ目の理由として、2009年に政府が始めて相対的貧困率を発表しました。

相対的貧困というのは、世帯所得が標準所得の半分以下である場合を指します。

 

政府が相対的貧困率を公表したことによって、

世間的に貧困層に対して支援の眼差しが集められるようになったのです。

 

もう1つの理由は、子どもの貧困層が拡大していることです。

子どもの貧困世帯の多くは、半分以上がひとり親世帯です。

 

お金や時間の余裕がなく、子どもが1人でご飯を食べる「孤食」が問題となっています。

そのような子どもたちを取り巻く問題を解決するために、

とにかく温かい栄養満点のご飯を食べてもらいたい、と始まった動きが「子ども食堂」です。

 

子ども食堂の現在

子ども食堂は、2年で7倍以上に増えています。

全国の小学校の数がおよそ2万校ですので、

2,286ヶ所という子ども食堂の数がいかに多いかが分かるでしょう。

 

どこか遠くでやっている珍しいものではなく、自分の近くにある身近なものになりつつあります。

 

提供された食事数は、年間でおよそ100万食を超えていると

言われており、社会の暮らしの基盤ともなりつつあります。

 

ただし、世間一般の認知度はそこまで高いわけではなく、

「特殊な場所」という認識もまだまだ多いのが現実です。

 

子ども食堂の今後の課題

子ども食堂は、単に子どもに食事を提供するだけの場所ではありません。

食事だけでなく食卓の団らんや、季節のイベントなどの体験をしてもらったり、

学校という枠にを超えて、子どもたちや親御さんたちが交流できる場でもあります。

 

子どもが少しだけ出す悩みのサインに大人たちが気づくことができます。

いじめや非行を予防することに繋がるかもしれません。

 

そうして、地域に「交流と発見」を与えるのが“子ども食堂”です。

しかし、現実問題として子ども食堂のほとんどは、

自発的な民間の活動であり、始めたとしても基本的に補助金などはありません。

 

ようやく一部の自治体で、補助金が出始めたくらいです。

寄付や会費で賄っており、年間30万円以上の赤字が出ている子ども食堂もあります。

 

それでも純粋な気持ちで、子どものためを思って、多くの方が頑張っていらっしゃいます。

そして、まだまだ「特殊な場所」という認識が多いのも事実です。

一部の限られた人がする、一部の限られた人のための施設、という認識です。

 

子ども食堂は、ようやく2,000ヶ所を超えることができましたが、

何かの事態が起こって、その芽が摘み取られてしまう可能性もあります。

 

子ども食堂を盛り上げよう!

地域の子どもたちにみんなとご飯を食べる体験や安心感を与える「子ども食堂」。

子どもの健全な発達に、幼少期の安心感は欠かせません。

 

何かあっても社会の誰かが助けてくれるという、その安心感です。

子ども食堂が「当たり前」になれば、

日本はもっと精神的に豊かな国となり、多くの人が幸せになるに違いありません。

 

そのためには、認知と支援が必要です。

ぜひ、子ども食堂のことを周囲の方とシェアして、支援の手を差し伸べてください。

 

現在、そして将来の子どもたちが幸せに生きられますように

 

子ども食堂に対するネット上の声

 

子ども食堂に関するサイト

『子ども食堂ネットワーク』

『子ども食堂 安心・安全プロジェクト』

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